薫風5月の季節について
2015年 05月 26日
中間テストの季節になってきました。
あすなろでは、対策授業の真っ最中です。
普段は勉強嫌いな生徒さんも真剣に取り組んでいるようです。
さて、GWはどんな経験をしたのでしょうか。
移動するにも車だと感じられない温度変化や、風の具合などをぜひ、わかってほしいと思っています。
50CCのバイク通勤をしていますが、途中では、空気の温度の違いや風の向きを体で感じることができます。
勉強だけでなく自然の繊細さときめのこまやかさを感じてほしいなと思っています。
風薫5月と言われるように新緑の鮮やかさや、生き物の息吹を皮膚感覚で理解してほしいと思います。
白水大池公園の中に、桑の大木が1本あって、5月26日現在実が熟れて下に落ちています。
誰もちぎって食べようとはしていないようですが、赤とんぼの歌詞に、「桑の実を小かごに摘んだはいつの日か」とあるように、昔は養蚕業のための桑が栽培されており、その実が熟れるがちょうどこのころなのです。
実はとても甘くておいしいですよ。
ただし、欠点が一つあって、唇と舌が紫色になってしまいます。学生時代に養蚕学科が栽培している桑の実を発見した私は、農学科の同級生を連れて桑畑に行き、腹いっぱい桑の実をむさぼりました。
都会育ちの多い同級生は「桑の実とはこんなにおいしいのか」と感動しながら、一心不乱にたべたのです。
ところが、唇と舌が紫色に変色したままバスに乗り込もうとしたところ、運転手さんに驚かれてしまいました。
それどころか、次の日に養蚕学科の教授から猛烈なクレームが来て、担当の教授から、大目玉をくらってしまいました。もう40年くらい前の思い出です。
さてぐみの実はご存知でしょうか?今の生徒さんはお菓子の「ぐみ」しか知りません。小さなぐみと大きなぐみの2種類があって、大きなぐみは「びっくりぐみ」と呼んでいました。
津屋崎町の東郷公園の周りやのこの島の海岸沿いに野生のぐみが自生しています。
天気のいいこの時期に、もう1か所自生している所を知っているので取りに行こうと思うのですが、約1時間ほどかかるのでいけていないのが現状です。
ぜひ、本物のぐみの実を採ってきて生徒さん達に見せてあげたいと思っています。
また、これから、田植えが終わる6月中旬くらいまでなら、筑後川にいけば手長エビが簡単につれます。
竹竿を切ってきて枝と節を削り、先端に糸を結びつけ小さなピンポン浮きと仁丹おもりをつけ、ちいさな秋田狐の0.4号の針を結び、青虫を1センチくらいに切ってつけるだけで誰にでも簡単に釣れますよ。
竹竿は2から3メートルののべ竿で十分です。えさも青虫(朝鮮ごかい)を20グラムほど買って行けばじゅうぶんです。
うまくいけば、2桁くらいは釣れるでしょう。
自然の恵みに感謝しながら、唐揚げにして塩を振って食べると、
応えられないおいしさであることには間違いありません。
DTK 上村