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今どきの子供たちはなぜ虫を嫌がるのだろうか ?

 塾の先生をするようになってから気づいたことですが、
 子供たちはなぜ虫を嫌がるのでしょうか。
 
 地球上に生きている虫は約100万種にのぼるといわれています。

 人類はこの世にうまれてから、常に虫に囲まれて暮らしてきたわけです。
 花の間を飛び回るチョウやカブトムシ・クワガタムシと共存してきたことになります。
 
 もちろん蚊や蠅・ゴキブリなどの衛生昆虫もすべて含めてです。
 身の回りにいつもいる昆虫を、よく観察すれば結構きれいな色をしています。
 
 私はその色の美しに魅せられて、小学校の低学年のころから昆虫採集を初めて、
 高校3年生まで夢中でした。
 
 特にチョウには深入りをして、フジミドリシジミの九州で2番目の生息地となる 
 現在の南阿蘇村 の外輪山の放牧地を発見したりしていました。
 
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 振り返ってみますと、
 熊本地震で崩落した阿蘇大橋を見ながら、阿蘇下田駅まで行き、そこから徒歩で外輪山の
 放牧地まで約30分かけて登り、無心に卵を見つけたり、成虫をとったりしていました。
 
 中学生の私が国鉄の立野駅で楽しみにしていたものが、駅前の「にこにこ屋」で売っていた
 「にこにこまんじゅう」を、当時8個入りで50円でしたので、
 それを買って食べることでした。
 
 今でも「にこにこ屋」はありますし、お店のおじちゃんおばちゃんとも顔見知りで
 阿蘇に行くたびごとに、まんじゅうを4つほど購入しています。
 
 熊本地震のあと連絡を取ろうと思うのですが、電話がつながりません。とても心配です。
 
 ついでにこの地区には「オオルリシジミ」が生息していてそのチョウの保護をするために、
 役場が採集禁止にしてしまいました。
 
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 ところが、山麓の放牧地のもう一つのフジミドリシジミの存在は忘れ去られて、
 今ではファミリーランドができています。
 
 きっと、あのフジミドリシジミは絶滅してしまったのでしょうね。
 
 自然や動物・昆虫をこよなく愛する者にとって、たまらなく残念なことです。
 
 そのとき、もう一つのキリシマミドリシジミの卵から成虫まで育てて標本を
 作ったりしていました。
 法満山や石谷山の山頂付近に生息していたキリシマミドリシジミも、いなくなって
 しまったのでしょうね。
 
 宝珠山村(現東峰村)の岩屋駅から、英彦山の連なりにある岳滅鬼岳に登って
 キリシマミドリシジミの卵を取りに行ったりして、標本を作っていました。
 
 夜に電気の光に輝くチョウの羽の美しさに、何時間も見とれていたものです。
 
 昔話はさておき、蠅や蚊・蜂などに驚いて逃げ回る子ども達を見ていると、
 とても違和感を覚えます。
 
 衛生昆虫と呼ばれる虫を嫌がるのはしょうがないとしても、
 もっとよく観察してほしいと思います。
 
 ついでに、これから田植えの時期によく出てくる皮膚がかぶれる虫を一つ、
 お伝えしておきます。
 
 5ミリくらいのアオバアリガタハネカクシと呼ばれるハネの部分が緑色で
 胴体がオレンジ色のものです。皮膚の弱い人はその虫が張っただけでかぶれます。

 蚊と間違えて手でたたいてつぶそうものなら、痒さとともに広がって
 皮膚科のお医者さんのお世話になることになります。
 
 小学生の低学年以下の子どもさんは、特に気を付けてください。
 
 外に出て遊ぶ機会のない子どもさんたちの感覚が、もっと強くなってほしいと思っています。
                  
 DTK  上村
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by asunaro-hinoki | 2016-05-30 18:23